“三和土”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たたき83.9%
たゝき12.9%
コンクリート1.6%
タタキ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
台所の古レインコートをかぶって、三和土たたきの中へ入れようとして二匹いじっている間に、すっかり雨がとおって、背中がぬれました。
いやな色だ、何んだ。」と湯村は行也いきなりその髪油の壜を取つて流しに投付けた。三和土たゝきになつてる。ひどい音して粉々に壊れた。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
玄関の三和土コンクリートの濡れた上へ速達が落ちていたのを、めったにない事だと胸をドキドキさせて読んで行くと、「放浪記出版」と云う通知なのであった。
落合町山川記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
俺はかうまで三和土タタキの土だ——
倦怠に握られた男 (新字旧仮名) / 中原中也(著)