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『倦怠に握られた男』
ふりがな文庫
『
倦怠に握られた男
(
けんたいににぎられたおとこ
)
』
俺は、俺の脚だけはなして 脚だけ歩くのをみてゐよう—— 灰色の、セメント菓子を噛みながら 風呂屋の多いみちをさまよへ—— 流しの上で、茶碗と皿は喜ぶに 俺はかうまで三和土の土だ—— …
著者
中原中也
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)