“和三郎”の読み方と例文
読み方割合
わさぶろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保は母五百を奉じて浜松にいて、初めしばらくのほどは旅店にいた。次で母子の下宿料月額六円を払って、下垂町しもたれちょう郷宿ごうやど山田屋和三郎わさぶろう方にいることになった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
寛政三年六月二十二日に信明は僅に三十歳で卒し、八月二十八日に和三郎わさぶろう寧親やすちかが支封からって宗家を継いだ。後に越中守と称した人である。寧親は時に二十七歳で、允成は一つ上の二十八歳である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)