“与三郎”の読み方と例文
読み方割合
よさぶろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清洲きよすの城は、川向うの彼方に小さく見えていた。隊の中には、この尾張四郡の領主、織田備後守信秀おだびんごのかみのぶひでの弟にあたる織田与三郎よさぶろうがいた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その中でも一番熱心なのは、手代の金助きんすけという三十男と、与三郎よさぶろうという二十三の若造と、それから佐久間の倅の二十四になった伊太郎いたろうでした。
「長頼は、先鋒せんぽうに立て。利秀としひで内膳ないぜんは第二隊に。第三隊には、利益とします光之みつゆき与三郎よさぶろうなどをもって組み、第四隊は、利長としながの手勢にまかすぞ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)