“源三郎”の読み方と例文
読み方割合
げんざぶろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——向う山で鳴く鳥は、ちゅうちゅう鳥かみい鳥か、源三郎げんざぶろうの土産、なにょうかにょう貰って、きんざしかんざしもらって……」
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
お秀の父は東京府とうきょうふに勤めて三十五円ばかり取って居て夫婦の間にお秀を長女かしらとしておうめ源三郎げんざぶろうの三人の児をもって、左まで不自由なく暮らしていた。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「ホラ、君はもう忘れたのかい。例の有名な君の片割かたわれだよ、双生児ふたごの片割だよ。菰田源三郎げんざぶろうさ」
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)