“東京府”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうきやうふ50.0%
とうきょうふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、芥川あくたがはさんがえいじて以来いらい、——東京府とうきやうふこゝろある女連をんなれんは、東北とうほく旅行りよかうする亭主ていしゆためおかゝのでんぶと、焼海苔やきのりと、梅干うめぼしと、氷砂糖こほりざたう調とゝのへることを、陰膳かげぜんとゝもにわすれないことつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お秀の父は東京府とうきょうふに勤めて三十五円ばかり取って居て夫婦の間にお秀を長女かしらとしておうめ源三郎げんざぶろうの三人の児をもって、左まで不自由なく暮らしていた。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)