“東北”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうほく55.6%
ひがしきた27.8%
とうぼく11.1%
うしとら5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳利式(とくりしき)の貝塚土器(かひづかどき)は、東北(とうほく)に多(おほ)くして、關東(くわんとう)には甚(はなは)だ少(すく)ない。——出(で)ない事(こと)はないが、先(ま)づ出(で)たとしたら異例(ゐれい)と云(い)つても好(い)い。
東北(ひがしきた)に開けた窓の外には、細くてしかも勁(つよ)い樫(かし)の樹の枝が隣家の庭の方から延びて来ていて、もうそろそろ冬支度(ふゆじたく)をするかのような常磐樹(ときわぎ)らしい若葉が深い色に輝いた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一昨年の元日に虚子が年始に来たから、東北(とうぼく)と云う謡(うたい)をうたったところ、虚子が鼓を打ち出したので、余の謡(うたい)が大崩(おおくずれ)になったという一段を編輯(へんしゅう)へ廻した。
元日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
このごろ御所(ごしょ)の建(た)て替(か)えをやって、天子(てんし)さまのお休(やす)みになる御殿(ごてん)の柱(はしら)を立(た)てた時(とき)に、大工(だいく)がそそっかしく、東北(うしとら)の隅(すみ)の柱(はしら)の下に蛇(へび)と蛙(かえる)を生(い)き埋(う)めにしてしまったのだ。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)