“御殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごてん80.8%
おとど8.2%
みとの4.1%
おどん1.4%
おんとの1.4%
うどうん1.4%
みどの1.4%
オドン1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで勝負はつきました。芦屋道満げられて、御殿からされました。そして阿倍晴明のお弟子になりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
秋風のにも虫の声にも帝が悲しみを覚えておいでになる時、弘徽殿女御はもう久しく夜の御殿宿直にもお上がりせずにいて
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ここ、あらゆる行事や行幸も見あわせられて、夜の御殿も、昼の御座も、清涼殿いったいは巨大な氷室らなかった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてその形式はいずれも家の神社なる聞得大君御殿にまねて祖先の神と火の神と鉄の神とを祭らしたのであります。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
「小さいとはいわぬがな。——御殿の器量をえたのじゃ。自然、諸侯を率いる器をそなえておらるるものと」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風土、気候のせいもありますが、このことは沖縄において如何に型染が上御殿から下町家に至るまで愛好されたかを告げています。昔は首里の当蔵儀保等には軒を並べて型染の家が栄えました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
彼をその場におきすて、さっさと、妃の宮の御殿のうちへ入ってしまわれた。
なんでも月がまつ白に照つて、ある旧王族の御殿だつたとか言ふ其屋敷の石垣の外に、うら声を曳く若い男の謡が、替る/″\聞える夜であつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)