“妃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きさき77.1%
18.6%
かあ1.4%
きさい1.4%
みめ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、今晩のうちに、これをしあげてしまうのだよ。そのかわり、しゅびよくそれをしとげれば、わたしのきさきにしてあげる。」と、いいました。
また昔時せきじシナのきさきが庭園を散歩し、ももじゅくしたのを食い、味の余りになりしに感じ、独りこれをくろうに忍びず
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
としみじみとおはなしをなさいました。おきさきはなおなおかなしくおなりになって、とめなくなみだがこぼれてました。
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
又北極光も、何とも言へない、美しい光りの服を着て出ました。むろん、花嫁の両親、魔法島の王とその真珠貝のきさきとはそこに出席しました。
虹猫の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
絹に金のぬいとりした着物を着かざったうつくしい女のどれいたちがでて来て、王子と、王子のご両親の王さま、おきさきさまのご前で歌をうたいました。
第一のただ一人と共に火に入ったという説もあれば、数百の婢妾ひしょうまきの火に投じてから自分も火に入ったという説もある。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
変りはてた先帝の影を獄中のほの暗い所に見いだしたとき、三人のは、しぜんにみなそれぞれちがった悲しみようをその姿にみだし合った。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
嬌嫉けうしつごとく、のゝしつていはく、えゝうどうしようねと、やまひえたりとふ。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その姉はすなわち燕王のにして、其弟増寿ぞうじゅ京師けいしに在りて常に燕のために国情をいたせるも、輝祖独り毅然きぜんとして正しきにる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
バビロンの淫婦はなんぢ七頭しちとうの毒竜は爾の馬、火と煙と硫黄いわうとはなんぢ黒檀こくたん宝座みくらの前に、不断の香煙かうえんのぼらしめん。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ある朝のこと、このオシャベリ姫は眼をさまして顔を洗うと、すぐに両親の王様とおかあ様の処に飛んで来て、もうおしゃべりを初めました。
オシャベリ姫 (新字新仮名) / 夢野久作かぐつちみどり(著)
と王様とおかあ様はビックリして姫にお尋ねになりました。
オシャベリ姫 (新字新仮名) / 夢野久作かぐつちみどり(著)
とおかあさまが云われました。
オシャベリ姫 (新字新仮名) / 夢野久作かぐつちみどり(著)
「では、波斯匿王はしのくおうきさいの宮であった、茉利まり夫人の事でも申すと見える。」
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あれは童謡わざうたではない。…………どうやらあれは…………どうやら…………あ、さうさう! うつかり忘れてゐたわい。あれはまさしく、あの大化五年の変事で、倉山田ノ大臣が斬られた折り、そのおむすめで中大兄ノ皇子のみめになつてをられた造媛みやつこひめが、歎き死にに身まかれた。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)