“妃車”の読み方と例文
読み方割合
きさきぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇太子の臨幸をみる予定であった十番とつらの競馬も中止となったので、つねならば町を染める妃車きさきぐるまや公卿車の雲集もまったく見えなかったことでもある。
女車は女車でも、華麗なみ妃車きさきぐるまとも見えない。やつれたるただの女房車なのだ。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)