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十番
ふりがな文庫
“十番”の読み方と例文
読み方
割合
とつら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とつら
(逆引き)
ふと、歓声とほこりが馬場のほうで
沸
(
わ
)
いた。
十番
(
とつら
)
の競馬のさいごの騎手が、もう勝負ノ
標
(
しめ
)
の彼方からこっちへ馬を返してくる。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
皇太子の臨幸をみる予定であった
十番
(
とつら
)
の競馬も中止となったので、つねならば町を染める
妃車
(
きさきぐるま
)
や公卿車の雲集もまったく見えなかったことでもある。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、その日、
十番
(
とつら
)
の競馬も終るころであった。花壇のような
桟敷
(
さじき
)
の揺れの中で廉子がふと後醍醐へささやいていた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十番(とつら)の例文をもっと
(1作品)
見る
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
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