“きさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キサキ
語句割合
46.1%
43.5%
気先5.8%
皇后3.2%
木佐木0.6%
皇妃0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、ひすいを見分みわけるために、御殿ごてんされた老人ろうじんは、きさきくなられると、もはや、仕事しごとがなくなったのでひまされました。
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
左大臣はおろか、帝のきさきと云ってもよい程の容貌と品威に恵まれた人が、相手もあろうに無能力者の老翁の伴侶はんりょとなったのである。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
度々たびたび来ているうち、その事もなげな様子と、それから人の気先きさきね返す颯爽さっそうとした若い気分が、いつの間にか老妓の手頃な言葉がたきとなった。
老妓抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
自分達の二番目の恋人が誰だつたかを思ひ出せない人達も、ナポレオンの二番目の皇后きさき墺太利オーストリー帝の皇女わうぢよマリア・ルイザであつたのは知つてゐる筈だ。
福岡県内の三瀦みずま木佐木きさき八丁牟田はっちょうむたという所で、一時「花筵はなむしろ」の美しいのを作りました。随分さかんに輸出したといいますが、よい仕事でした。岡山県のものと共に花筵の存在を語るものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
あわれみの御母天つ御みくらに輝ききらめける皇妃きさきにてましま