“后”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きさき73.5%
きさい9.6%
うしろ2.4%
のち2.4%
ゴー2.4%
あと1.2%
きささ1.2%
きみ1.2%
こう1.2%
1.2%
ごう1.2%
キサキ1.2%
ゴウ1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院の皇子方は、父帝がどれほど御愛寵あいちょうなされたおきさきであったかを、現状のお気の毒さに比べて考えては皆暗然としておいでになった。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
太祖の崩ぜると、其きさきの崩ぜると、天下の情勢に関すること異なりと雖も、母の喪には奔りて従うを得て、父の葬には入りて会するを得ざらしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ききたまへ、扇に似たる前髪にふさふとあへて云ふならば、われはきさいのおん料の牡丹もきらむ、おほきみの花もぬすまむ。食まじ、は。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
皇后や中宮ちゅうぐうやのおそばをつとめる身分高い女房は、時にはきさいみやの妹君がつとめられたり、公卿くぎょうの娘がつとめたりする。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
此石その先農夫せんのうふいへうしろの竹林を掃除さうぢして竹の根などるとてかの石一ツを掘得ほりえたり。
一妓ひとりのぎ社のうしろに入りて立かへり石の水盤てうづばちかれたる水をわづかすくひあらひしはたれりしならん。
下学集より五十三年ののち明応めいおう五年林宗二(堺の町人)節用集せつようしふを作り、文亀ぶんきのころの活字本くわつじぼんあり。
数日処をうつさず、一日暴風ばううに水まして光りし物所をうしなふ、のち四五町川下に光りある物螢火けいくわの如し。
あなたはきっと、こんなに気の折れて「おゴーここへ」と炬燵こたつに自分のそばにおきたがっていらっしゃるお父さんを想像お出来にならないかもしれませんね。
夜の世話が母さんには一番健康的にもこたえるのですが、どうもおゴーさんでなくてはお父さんのお気がすまない。
此時は大鮏さきにすゝみて水をはなるれば、よりゐたる小鮏などあとしたがひてのぼり、河原をはしる事四五けんにすぎざれども、のごとくして人の足もおよびがたし。
田中の者はおきあとも見ずしていそぎゆきけり。
ここにそのきささ 大御酒杯さかづきを取らして、立ち依り指擧ささげて、歌よみしたまひしく、
顓頊せんぎょく道ならず、我がきみに抗し、我が后は自らこれに天罰を加えるために、郊で戦われたが、天は徳をたすけず、我が軍隊は敗走致しました……」
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
曾てイスラエルの王アハブが隣の民の葡萄園を貪り、こうイゼベル夫の為にはかつて其民を殺して葡萄園を奪ひ、其むくいとしてイゼベルは後王宮の窓より投落なげおとされ、犬其肉をくらひしと伝へらるゝ所。
三時愛冠に着す。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
[自注10]おゴー——顕治の故郷の地方では、おくさん、おかみさんをおごうはんとよぶ。
昔、住吉明神のキサキにあはしまと言ふ方があつた。
お父さんは、今、わきから見ていると、もう全くおゴウさまに依っていらっしゃる。