“傍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そば39.7%
かたわら17.0%
わき10.5%
はた9.8%
かたわ8.0%
かたはら5.0%
かたえ3.5%
かたへ1.5%
かた1.2%
かたは1.0%
0.6%
ばた0.3%
あたり0.2%
そひ0.2%
ほとり0.2%
0.2%
カタ0.2%
がわ0.1%
よそ0.1%
かたがた0.1%
がは0.1%
そう0.1%
そび0.1%
そべ0.1%
にき0.1%
はと0.1%
0.1%
ウヘ0.1%
カタハラ0.1%
ソバ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それっきりでございます。もっとも、私の秤は死骸のにも見えませんでした。あわててどこかへ振り落したのでございましょう」
太吉は全く火の燃え付いたのを見て、又の竹を取り上げて小刀でを明けめた。白いな粉がばらばらと破れた膝の上に落ちる。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
寝床の敷いてある六畳の方になると、東側に六尺の袋戸棚があって、その芭蕉布ですぐ隣へ往来ができるようになっている。
変な音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
無口な母親は、娘の言葉に輕く雷同するだけだつたが、才次がで聞いてゐようものなら、默つて妹に話を續けさせて置かなかつた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
二年生のときにN先生の研究の手伝いのらそれに縁のあるミラージに関する色々の実験をしたことも生涯忘れられぬ喜びであった。
科学に志す人へ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なるバルザツク忽ちその語をつて云ひけるは、「君の我等に伍せんとするこそ烏滸がましけれ。我等は近代文芸の将帥なるを」
かえって夫人がさしうつむいた、顔を見るだにさに、へそらす目の遣場の手帳を読むともなく、はらはらと四五枚かえして
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わが導者そのにたちよりていづくの者なるやをこれに問へるに、答へて曰ひけるは、我はナヴァルラの王國のなりき 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
お松としては、言句も出ないほど浅ましい感に堪えなかったので、えにいたムクをつかまえて、こんなことを言いかけてみました。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼女自身は裁縫やお花などを習ふら、今迄の玉帳とはちがつた小遣帳をつけたり、婦人雑誌やラヂオで教はつた惣菜料理を拵へたり
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
○寺島の渡は寺島村なる平作河岸より橋場の方へ渡る渡なり。平作河岸とは大川より左に入りてに堤下に至る小渠にへる地をいふ。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
置いてきぼりにされた小山内氏は、履直しのやうににぺたりと尻を下した。そして一念こめてと電車のを睨んだ。
「斯うしていても際限がないから、……私、最早帰りますよ。じゃこれで一生会いません。」と、を憚るように、低声で強いて笑うようにして言った。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「伊香保ろの榛原ねもころに奥をな兼ねそまさかし善かば」(巻十四・三四一〇)、「さ百合も逢はむと思へこそ今のまさかもしみすれ」(巻十八・四〇八八)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それはその中の一人が話をはじめたがためであった。その話は神通川のになったあんねん坊の麓に出ると云うぶらり火のことであった。
放生津物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
私は舌をあらしているのにもせず、煙草を取り出して火をつけた。そして路のきを見ると路に沿って山吹や木苺が叢生していた。
遠野へ (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
而も二首ながら「あしびきの此山の……」と言つて木の事を言ふのは、大殿祭山口祭の祝詞と一筋で、新室祝言の型なる事を明らかに見せて居る。
セエラは車道を横切って、向うの歩道に辿りついた時、もう一度娘の方をふりかえって見ました。娘はまだ食べるのに夢中でしたが、かじりかけてふとセエラの方を見て、ちょっと頭を下げました。
貫一は知らざる如く、彼方を向きて答へず。仔細こそあれとは覚ゆれど、例のこの人の無愛想よ、と満枝はに見つつも可笑かりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
六世紀に至ってく盛んになり、支那との往来もまた繁くなったが、泊港はこれらの船舶を入るるには余りに狭く、政治上の都合などもあって、那覇を築港して貿易港にあてた。
浦添考 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
この共同湯は、のやうにまたい。對岸湯宿石垣いた、山吹が、ほのかにまして、つてる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一商家(米家五兵衛)に休。日午なり。駅中に石を刻して蛭子神を造りて街頭に立つるあり。(宰府辺にいたるまで往々有り。)駅を離れて六本松の捷径を取り小礫川て行く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
もう一ぺんうでみうと思つてちや、声ん出んだツたツ。寝台のあ立つたまま、あん人んとるばぢつと見とツたツた。そしたりや、ひよくつと布団ば被つてしもたツだもね。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
のような百姓にへ参ってりてえ挨拶して行くたアえらいねえと噂アして、おさま帰って仕舞ったで見ると置いたえから後を追掛けておさまア尋ねたが、混雑中だから知れましねえ
これも学問研究の一つと思うて、生命がけでへ寄って見たが、その情愛の深いことというもんなア……あの通りのノッペラボーの姿しとるばってん、その色気のある事チュタラなあ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
宮内の命を恪守して、先刻から昔の外濠、今は無名の流れのりに、老僕はただ一人、木の伐株をかけていた。やがて老僕の眼の前に男二人女一人が現れた。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
かれ火小子二人、に居たる、その小子どもに儛はしむ。ここにその一人の小子、「汝兄まづ儛ひたまへ」といへば、その兄も、「汝弟まづ儛ひたまへ」といひき。
新漢なる小丘に雲だにも くし彷彿ば、何か嘆かむ(斉明天皇——同)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
と言ふ人のわるいあふりての口車に乗せられて、こんな大それた物を、書いた次第なのですから、いたい処は、御同様、目を瞑つて頂くことです。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ニハ一冊ノ参考書モナケレバ、辞書ノカゲサエナイヨウダ、コレガ御自慢、ペン一本ダケ、ソレカラ特製華麗ノ原稿用紙、ソロソロ、オ約束ノ三枚、三枚、ナンノ意味モナイ
走ラヌ名馬 (新字新仮名) / 太宰治(著)