『入江のほとり』
長兄の榮一が奈良から出した繪葉書は三人の弟と二人の妹の手から手へ渡つた。が、勝代の外には誰れも興を寄せて見る者はなかつた。 「何處へ行つても枯野で寂しい。二三日大阪で遊んで、十日ごろに歸省するつもりだ。」と鉛筆で存在に書いてある文字を、鐵縁 …
著者 | 正宗白鳥 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「太陽 第二十一巻第四号」博文館、1915(大正4)年4月1日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約51分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間25分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
穢
萎
直
傍
疾
味
頭
間
良
故郷
自
異
和
憐憫
勝
榮
全然
六
昂
將來
外
執念
上手
些
相互
傍
先
水棹
此方
止
普通
日光
拙
小串
娶
外
夕餐
上
麗
陸
都會
追付
自
膸
老父
經
竊
突如
碧
眠付
爲出
潤
活
水甕
柔
憫
徒
平生
室
嫉
娯樂
妄想
夜半
多武
例
呻吟
吩咐
些
慈愛
提灯
出入
出
手桶
識別
詰
親爺
覘
揶揄
行方
行
晩餐
朝餐
全
框
梟
蘆
藺
入
薇
著
萌
兔
氣儘
草臥
住寺
羽叩
翌日
疼痛
假睡
畢竟
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