“突如”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきなり40.5%
とつじょ31.0%
だしぬけ26.2%
とつじよ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると日頃丈夫な父親が急に不眠症を起して、突如いきなり宿へ転地して来た。もういやも応もなかった。仕舞ったと気がついたが、もうおそい。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
後から考えるのに、このときモンパパ号は突如とつじょとして大爆発を起し、船体は粉砕し、一団の火光になって四方へとびちったのであった。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
剪刀はさみの刃音が頭の天辺てつぺんで小鳥のやうにさへづつてゐるのを聞きながら、うと/\としてゐると、突如だしぬけに窓の隙間から号外が一つ投げ込まれた。
かれながら過去くわこ二三時間じかん經過けいくわかんがへて、そのクライマツクスが突如とつじよとして如何いかにも不意ふいおこつたのを不思議ふしぎかんじた。かつかなしくかんじた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)