“經過”のいろいろな読み方と例文
新字:経過
読み方割合
けいくわ50.0%
けいか30.0%
たち10.0%
なりゆき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれながら過去くわこ二三時間じかん經過けいくわかんがへて、そのクライマツクスが突如とつじよとして如何いかにも不意ふいおこつたのを不思議ふしぎかんじた。かつかなしくかんじた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
指折ゆびをかゞめて勘定かんじようして、今晩こんばんは、よるまをせば、九晩こゝのばんひるまをせば、十日とをか經過けいかいたしましたことよ。かういふおこたへをしたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
大切に待遇もてなしけり夫より又半年程經過たち主用にて又々大坂へのぼり尼ヶ崎へも立寄たちよるべき事有りて金四百五十兩をあづかいそぎの旅なれば駕籠かごより乘掛のりかけが宜しと供人もわづか引連ひきつれてぞ登りける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さうして當分たうぶんこの事件じけんついかたけたやうかんじた。自然しぜん經過なりゆきまた窮屈きゆうくつまへせてまでは、わすれてゐるはう面倒めんだうがなくつてくらゐかほをして、毎日まいにち役所やくしよてはまた役所やくしよからかへつてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)