“經文”のいろいろな読み方と例文
新字:経文
読み方割合
きやうもん75.0%
キヤウモン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞しに直にそばなる故尋ねゆきて金子二分取出し葬り呉よと頼みけるに回向院の庵主あんしゆ承知して奇特きどくなることなりと是を葬り香華かうげ手向たむけ經文きやうもんを讀て供養致しければ城富は燒香せうかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
經文きやうもん讀誦どくじゆ抹香まつかうくさくなりて、むすめらしきにほひはとほかるべしとおもひしに、そのやうのぶりもなく、柳髮りうはついつも高島田たかしまだむすげて、おくすぢえりにださぬたしなみのよさ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
自然の移りかはりを見ても、心を動してゐるヒマもございません。そんな明け暮れに、——世間を救ふ經文キヤウモンの學問すら出來んで暮して居ります。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)