“讀誦”のいろいろな読み方と例文
新字:読誦
読み方割合
どくじゆ66.7%
どくしよう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
經文きやうもん讀誦どくじゆ抹香まつかうくさくなりて、むすめらしきにほひはとほかるべしとおもひしに、そのやうのぶりもなく、柳髮りうはついつも高島田たかしまだむすげて、おくすぢえりにださぬたしなみのよさ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
友はいさゝかおくれたる氣色もなく、かのダンテを詠ずる詩をしたり。式場は忽ち水を打ちたるやうに鎭まりぬ。讀誦どくじゆの力あるに、聽くもの皆感動したるなり。われは初より隻句をのこさずそらんじたり。
いのちつゞきがたく、つぐべきちからたえては、或は一日乃至五日、既に法華經讀誦どくしようの音も絶へぬべし。止觀しくわんまどの前には草しげりなん。かくの如く候に、いかにして思ひ寄らせ給ひぬならん。