“命”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いのち44.7%
めい33.3%
みこと7.5%
3.9%
なづ1.2%
ミコト1.2%
1.0%
いひつ1.0%
ナヅ1.0%
いい0.5%
(他:20)4.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“命”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 日本史15.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)13.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌4.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
このとき、おじいさんはまだいのちがあるかどうかと、まゆをひそめてえだなどをってしらべていましたが、
おじいさんが捨てたら (新字新仮名) / 小川未明(著)
京にいる間、刺客を恐れてたえずビクビクしていたが、どうしたのか何事もなく、その秋、いのちつつがなく安房へ帰り着いた。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その方共の子弟がめいそむいて帰藩せぬのは平生へいぜいの教訓よろしからざるに云々うんぬんの文句で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ロレ いや、寛大くわんだいなお宣告いひわたし、一めいされいで、追放つゐはうにせいとの命令おほせぢゃ。
大君おほきみみことかしこみればきていひしなはも 〔巻二十・四三五八〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それでみことはそのままひめといっしょにそこにお住まいになりました。そのうちに、いつのまにか三年という月日がたちました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そうしてその自分に「私」という名をける事のできなかった津田は、くまでもそれを「特殊な人」と呼ぼうとしていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
恐らく白痴であろうと下宿の食堂に集る人達はうわさし合って、誰がけるともなく「カロリイン夫人」という名を命けていた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
遡っていうが、私が東京へ転任した翌年に次男を挙げて、惟行となづけた。十九年には三女を挙げてらくと命けた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
畢竟、万葉を中心に古代の短歌の綜合観から出た文芸復興調とでもなづけてよいものであらう。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此は、「オノミコト和魂ニギタマを八咫鏡に取りけて」(国造神賀詞)など言ふ信仰に近づいてゐるのだ。
媛たゝらいすゞに対して、尠くとも、「ミコト」は、相当後の附加で、第二次の称呼と言ふべきものである。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「すべて、女将の才覚にまかそう。——ちょうど時間がきたな、懇話会へ行かなければならん。馬車をってくれ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人の兄たちは、急に人数がふえて、狭苦しくなったので、新しいうちをたててもらおうと思って、木を伐れとイワンにいつけたところでした。
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)
中馬が力まかせに時々乱暴をするので、南天棒和尚が海清寺から退散をいひつけた事があつた。
我図らずも十兵衞が胸に懐ける無価の宝珠の微光を認めしこそ縁なれ、此度こたびの工事を彼にいひつけ、せめては少しの報酬むくいをば彼が誠実まことの心に得させんと思はれけるが
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
常世神とは——此はわたしが仮りにナヅけた名であるが——海の彼方の常世の国から、年に一度或は数度此国に来る神である。
鬼の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
但、神の為に出し置いて迎へるといふのか、物の中から抜け出させてゐるからナヅけられたのかは少し明らかでない。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次三もなおれいいつけて、八蔵が今朝毒殺したわい。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おい、御女中をお連れ申して進ぜなさいと、いいつけられて内儀は恐々こわごわ手をいて導けば、怪しき婦人は逆らわず、素直に夫婦に従いて、さもその情を謝するがごとく秋波斜めに泰助を見返り見返り、蹌踉よろよろとして出行きぬ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いいつくれば得三も、探偵にうかがわるることを知りたれば、家を出でむは気懸りなりしに、これさいわいと銀平に、
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
早く良人うちのひとがいよいよ御用いいつかったと笑い顔して帰って来られればよい、類の少い仕事だけに是非して見たい受け合って見たい、欲徳はどうでもかまわぬ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
コーヒーンデ明日アスレヌイノチツメ、溜息タメイキホカ手段シュダンナキ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
大山祗オオヤマツミ其二女を邇々芸命に進めて、天命の御子のイノチは、岩長姫イワナガヒメの如く、雪ふり風吹けども、永久に岩の如くに栄えませ
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
倫理の矢にあたつてちる倫理の小禽ことり。風景の上に忍耐されるそのフラット・スピン!
測量船 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
林「成程、これは恐入おそれえりましたな、成程承知しなければ斬ってしまうか、えのちが惜しいから、そんなればか、どうも是は面白い」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女は父母のおおせ媒妁なかだちとに非ざれば交らずと、小学にもみえたり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
若し嫜のおおせあらばつつしみおこなひてそむくべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「とかくは爾よきに計らへ」「おおせかしこまり候」とて。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
かごなかなる何某なにがしづるにもでられず、おほせにそむかば御咎おとがめあらむと
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もののかずならぬそれがし大役たいやくおほせつけくだされさふらふこと、一世いつせい面目めんぼくさふらへども
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
甲市人 ござれ、吾等われらと一しょに。御領主ごりゃうしゅおほせでござる、ござれ。
多くくらえばこんを断ったと言いましたぜ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
思わぬ人の誰なるかを知りたる時、あめしたに数多く生れたるもののうちにて、この悲しきさだめめぐり合せたる我を恨み、このうれしきさちけたるおのれをよろこびて、楽みと苦みのないまじりたる縄を断たんともせず、この年月としつきを経たり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
女王樣ぢよわうさま不幸ふかう賓客まらうど死刑しけいにせよとせいぜられる金切聲かなきりごゑきこえました——も一度いちどぶた公爵夫人こうしやくふじんひざくさめをし
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
想うに一九いっくなどの小説にしばしば繰り返された一話はこの仏語より来たんでないか、いわく猫をって名をつけんと苦心し猫は猫だから猫とづく、さてかんがうると猫より強いから虎
が女二人ふたり竝べたてまつれるゆゑは、石長比賣を使はしては、天つ神の御子のみいのちは、雪り風吹くとも、恆にいはの如く、常磐ときは堅磐かきはに動きなくましまさむ。
みょうの精神です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
ひとやゝもすれば、その最期いまはこゝろかるゝ! それを看護人かんごにんぬるまへ電光いなづまんでゐる。
おのがを ぬすせむと、
オホせの木の実を取つて、只今参上」と復奏したまま、御陵の前に哭き死んだと言ふ件は、常世と、われ/\の国との間で、時間の目安が違うて居たと言ふ考へが、裏に姿をちらつかせて居る様である。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
——謹ンデ静夜ヲ仰ギ、アキラカナル天心ニモウス。北極元辰ゲンシンモマタ天慈ヲ垂レ地上ノタンヲ聞キ給エ。亮ノメイヤ一露ヨリ軽シトイエドモ任ハ万山ヨリ重シ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)