けれどもかうした正史とも言ふべき欽定の書に粗漏があるだらうか。大体「紀」なる体の意義を知つて、命けたものと思はれる。
遡っていうが、私が東京へ転任した翌年に次男を挙げて、惟行と命けた。十九年には三女を挙げてらくと命けた。
その化粧水をポマドンヌールと命けていた。
畢竟、万葉を中心に古代の短歌の綜合観から出た文芸復興調とでも命けてよいものであらう。
“命”の意味
《名詞》
(メイ)目上の者からの指示、指令。
(いのち)生きていること。生命。生涯。寿命。
(いのち)物事の核心。重要なもの。
(いのち)(俗語)愛する人。とても好きなもの。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“命”の解説
命(いのち)とは、存在する生物及び生命体の生死を定義する生命及び生そのものである。命を失うこと、すなわち生体を物質的に構成する細胞や生命基本単位が死滅することは死ぬことと同一である。なお、科学的な生としての意味以外に、命を失うことは存在が寂滅及び無に浸るといった思想的概念全般においても幅広く意味を持つ。世で最も大切な存在として観念前提上定義される。又、命は多様で奥深い意味を持つ概念であり、生物の生きる力や期間、生きていく大もとの外に現れる働きのもとでもあり、「唯一のよりどころとなる、最も大切なもの」という象徴的な意味もある(例:このラーメンはスープが命だ)。人間の命は特に人命と呼ばれることがあり、人命は第一に守られるべき(最も尊ばれるべき)であるという社会的通念がある。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)