“定命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうみょう76.9%
ぢやうみやう15.4%
じやうみやう3.8%
ていめい3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茂ちゃん、お前は後生というのを知っていますか……人間にしょうを受けたこの世は長くても百年。五十年を定命じょうみょうと致すそうでございます。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
七十を越したよはひであるから、もはや定命ぢやうみやうてもいとおもふが、それでもやはり寂しい心が連日いた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
*その定命じやうみやうに先んじて汝冥王の許行かむ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
人に百歳の寿なく、社会に千載せんざいの生命なし。さすがに社会的経綸けいりん神算しんさん鬼工きこうを施したる徳川幕府も、定命ていめいの外にづべからず。二百年の太平は徳川幕府の賜物たまものなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)