“邪道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃどう66.7%
じやだう11.1%
よこしま11.1%
よこみち11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
邪道じゃどうであるけれども、商売上であれば、採算のとれるようにするのが第一義で、料理は第二義。ここに堕落だらくがある。しかし、仕方のないことである。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
かなひたりとも邪道じやだうにて正當せいたうひとよりはいかにけがらはしくあさましきとおとされぬべき、れはさても、殿とのをば浮世うきよそしらせまゐらせんことくち
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
調達ちょうだは八万蔵をそらんじながら遂に奈落にちたという。いかに学問ばかりひいでようとも、根本のこころざしが邪道よこしまにねじけておっては詮ない。かえって学問が身の禍いをなすためしもある。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今まで私の思うたことのいつか恐ろしい嫉妬ねたみ邪道よこみちに踏み込んでいたのに気がつくと、私はもう堪えかねて繃帯の上から眼をおおうて薬局の窓に俯伏した。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)