“邪気”のいろいろな読み方と例文
旧字:邪氣
読み方割合
あどけ58.3%
じゃき25.0%
つみ8.3%
じやき4.2%
まわりぎ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが、顔全体いつたいを恐ろしくして見せるけれども、笑ふ時は邪気あどけない小児こどもの様で、小さい眼を愈々小さくして、さも面白相に肩をゆする。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
と、威張ってみたり、多分なる茶気ちゃき邪気じゃき莫迦ばからしさをも、その時分の老公には、つつみなく素行に現わされていた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『お前さんの顔は、可愛ゆい、邪気つみのない顔でしたが、このごろ、陰気になってきました。こんなところにいると、死にたくなりますから、こっちへおいでなさい』
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
宝塔ほうたふごときにせつしたときは、邪気じやきある凡夫ぼんぷは、手足てあしもすくんでそのまゝにしやがんだ石猿いしざるらうかとした。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
好人ひとよしの万作も年寄っては愚痴っぽく、また邪気まわりぎもちっとは出るかして、お光の阿魔あまめ実の親が恋しいので己等おいらを疎略にするのじゃあるめえかと思ったと見え
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)