“じやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邪氣60.0%
地焼20.0%
邪気20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二日ふつか三日みつかおなじやうな御惱氣ごなうけつゞいたところ三月さんぐわつ十日とをか午後ごごからしよぼ/\とあめになつて、薄暗うすぐら炬燵こたつ周圍しうゐへ、べつして邪氣じやきたゞよなかで、女房にようばう箪笥たんす抽斗ひきだしをがた/\とけたり
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
低いひさし地焼じやきかわらでふいた家根や、襁褓むつきを干しつらねた軒や石屋の工作場や、鍛冶屋かじやや、娘の青縞を織っている家や、子供の集まっている駄菓子屋などの両側に連なった間を静かに動いて行った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
宝塔ほうたふごときにせつしたときは、邪気じやきある凡夫ぼんぷは、手足てあしもすくんでそのまゝにしやがんだ石猿いしざるらうかとした。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)