“抽斗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきだし97.0%
ひきだ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(その内娘は左手の箪笥を開け探す。画家絵具入の抽斗を抜きす。)ここだ、ここだ。(抽斗にある艶拭巾を二枚して投げる。 ...
箪笥や用箪笥の抽斗が取り散らされているのを見ると、かれは目ぼしい品物を持ち出して、どこへか駈け落ちをしたらしく思われた。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
母親は古い茶箪笥から茶のはいった急須とを取った。茶はもうになっていた。火鉢の抽斗しの紙袋には塩煎餅が二枚しか残っていなかった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
妾は妾の手にかけた少年たちの爪を取り集めて、向うの机の抽斗しに仕舞っといたのよ。西洋の貴婦人たちが媾曳の時のお守護にするそうですからね。
けむりを吐かぬ煙突 (新字新仮名) / 夢野久作(著)