“急須”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうす68.0%
きふす22.0%
きうす4.0%
きびしょ4.0%
きゆうす2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三輪の親分が、急須きゅうすに戻して、何処かへ持って行きました。本草の学生がくしょうにでも見せて、どんな毒を使ったか調べ度いということで」
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「三輪の親分が、急須きふすに戻して、何處かへ持つて行きました。本草の學生にでも見せて、どんな毒を使つたか調べたいといふことで」
銭形平次捕物控:239 群盗 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
以上の二種の土器どきは或る飮料ゐんれうをば飮み手の口にうつす時に用ゐし品の如くなれど、土瓶どびん或は急須きうすひとしく飮料をたくわへ置き且つ他の器にそそむ時に用ゐし品とおもはるる土噐も數種すうしゆり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「どうした、おい、田代?」小倉は女中の運んで来た急須きびしょの茶をつぎながら「何をそう急にだまってしまったんだ?」
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
たゞさらるいあま見當みあたりませんが、はちつぼ土瓶どびん急須きゆうすのたぐひから香爐型こうろがたのものなどがあつて、それに複雜ふくざつかたち取手とつてや、みゝなどがついてをり
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)