“酒器”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さゝへ33.3%
かわらけ33.3%
さかずき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御縁ごえんに致して願ひまするは此お縁側えんがは霎時しばしの中おかしなされて下さらば酒器さゝへひらきてはら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大将には姫宮の御簾みすの中から酒器かわらけが出されて、宮の御装束一そろいが纏頭にされた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
雌蝶めちょう雄蝶おちょう酒器さかずきは親戚の二人の少女によって運ばれた。仲人夫婦と花嫁と花婿。四人の顔には緊張の色がみなぎった。やがて花嫁の前に盃が運ばれた。花嫁は顫える手をもって盃を取り上げた。
血の盃 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)