“酒肴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅこう59.5%
さけさかな32.8%
しゆかう4.3%
あつらえ0.9%
さかな0.9%
ざけさかな0.9%
しゆこう0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒肴が運ばれて、また娘が給仕に出た、話は途切れがちだったが、席はいつかのびやかにおちつき、いかにもいだ小酒宴となった。
日本婦道記:小指 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
佐幕、勤王、因循三派のどれにでも共鳴しながら同じ宿に泊る。馳走をするような調子で酒肴を取寄せる上に油断すると女まで呼ぶ。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一夕、松川の誕辰なりとて奥座敷に予を招き、杯盤を排し酒肴む、献酬数回予は酒といふ大胆者に、幾分の力を得て積日の屈託散じぬ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「善さんだッてお客様ですよ。さッきからお酒肴が来てるんじゃありませんか」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
無けなしのをハタキ集めてやっと五合一パイの酒を引いたが、サテ、酒肴を買う銭が無い。向うの暗い棚の上には、章魚の丸煮や、蒲鉾の皿が行列している。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
りしと云ふ一札迄き其儘別れて歸りける心の内に長庵は仕濟したりと大いに悦び彼五十兩の其金はれが榮耀酒肴遊女狂ひにひける然るに伊勢屋千太郎はる事とは夢にも知らず心の中に今日は小夜衣が麹町へ來たかは來るかと指屈算へ日のるのを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
宵の程へ置きし酒肴床間に上げたるを持来て、両箇が中に膳を据れば、男は手早くして、その服をむるしさは、り、帯の鳴る音高く綷※と乱れ合ひて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)