“燗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん87.3%
12.0%
つけ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一升徳利をそのままかんをして持ち出すやら、台所をさらえて食えそうな物ならなんでも運びこむやら、てんてこまいをしている騒ぎ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「この横着者め、おれを寝かせて、てめえも早く楽をしてえのだろう。……ま、まだいくらも飲んじゃいねえ、もう少しけてこい」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然も渋をひいた番茶の方です、あッハヽヽ、ありがたうござります、もう行きませう、ゑ、また一本つけたから飲んで行けと仰るのですか、あゝありがたい
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)