“燗番”の読み方と例文
読み方割合
かんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの男は不思議に念佛嫌ひでね、——百萬遍が始まると、お勝手へ行つてお燗番かんばんをしたり、料理の手傳ひをしたりして居ましたよ」
彼は立ちあがってお燗番かんばんを手招ぎした。酔った勢いでやって来て、思いをさらけだして満足して、そこでまた一時に酔いを発した。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
料理は四十人前注文してある、お酒も一人あて一二合ぐらいは出ることになっている、お燗番かんばんは善慶寺の奥さんや娘さんに手伝って貰うつもりだけれども
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)