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燗鍋
ふりがな文庫
“燗鍋”の読み方と例文
読み方
割合
かんなべ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんなべ
(逆引き)
十太夫がやり返そうとすると、おわかが小女たちと共に、
角樽
(
つのだる
)
や
片口
(
かたくち
)
や、
燗鍋
(
かんなべ
)
をかけた火鉢などを運んで来、賑やかに燗の支度を始めた。
饒舌りすぎる
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
有働良夫氏の話に肥後の菊池では村民の不都合な者を排斥することを「
燗鍋
(
かんなべ
)
かるわせる」という。すなわち炊具一つ負わせて居村を追い出すことだ。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
女は何か云って会釈しながら
艫
(
とも
)
の方へ往ったが、すぐ一つの膳へ魚の煮たのを盛った皿や、
飯
(
めし
)
のつけてある茶碗などを乗せて
燗鍋
(
かんなべ
)
といっしょに持って来た。
参宮がえり
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
燗鍋(かんなべ)の例文をもっと
(12作品)
見る
燗
漢検1級
部首:⽕
16画
鍋
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
“燗”で始まる語句
燗
燗徳利
燗番
燗酒
燗瓶
燗銅壺
燗冷
燗場
燗部屋
“燗鍋”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
山本周五郎
長塚節
柳田国男
田中貢太郎
太宰治