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艫
ふりがな文庫
“艫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とも
85.1%
ろ
9.9%
へさき
3.3%
うしろ
0.6%
みよし
0.6%
ヘ
0.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とも
(逆引き)
一人は
艫
(
とも
)
にいて網か綱のようなものを曳き、一人は舳から乗りだして湖の底をのぞきこみながら、右、左と船の方向を差図している。
肌色の月
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
艫(とも)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ろ
(逆引き)
其船頭
(
そのせんどう
)
は
悠然
(
いうぜん
)
として、
片手
(
かたて
)
で
艫
(
ろ
)
を
繰
(
あやつ
)
りはじめながら、
片手
(
かたて
)
で
其
(
そ
)
の
水
(
みづ
)
を
飮
(
の
)
む
時
(
とき
)
、
白鷺
(
しらさぎ
)
の
一羽
(
いちは
)
が
舞
(
ま
)
ひながら
下
(
お
)
りて、
舳
(
みよし
)
に
留
(
と
)
まつたのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
艫(ろ)の例文をもっと
(18作品)
見る
へさき
(逆引き)
ただ
一呑
(
ひとのみ
)
と
屏風倒
(
びょうぶだおし
)
に
頽
(
くず
)
れんずる
凄
(
すさま
)
じさに、
剛気
(
ごうき
)
の
船子
(
ふなこ
)
も
啊呀
(
あなや
)
と驚き、
腕
(
かいな
)
の力を失う
隙
(
ひま
)
に、
艫
(
へさき
)
はくるりと波に
曳
(
ひか
)
れて、船は
危
(
あやう
)
く
傾
(
かたぶ
)
きぬ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
艫(へさき)の例文をもっと
(6作品)
見る
▼ すべて表示
うしろ
(逆引き)
舟といえば、この渡しの舟の形はおかしい、
舳
(
まえ
)
も
艫
(
うしろ
)
もない、ひきがえるを踏みつけたようなペッタリした舟だワイ、あちらの岸の舟もそうだ。
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
艫(うしろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
みよし
(逆引き)
青
(
あを
)
い
水
(
みづ
)
の
上
(
うへ
)
には、
三十石船
(
さんじつこくぶね
)
がゆつたりと
浮
(
うか
)
んで、
晴
(
は
)
れた
冬空
(
ふゆぞら
)
の
弱
(
よわ
)
い
日光
(
につくわう
)
を、
舳
(
とも
)
から
艫
(
みよし
)
へいツぱいに
受
(
う
)
けてゐた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
艫(みよし)の例文をもっと
(1作品)
見る
ヘ
(逆引き)
齊明天皇の御世に、百濟援助の目的で戰艦を造つたが、折角出來上ると間もなく「
艫
(
ヘ
)
舳
(
トモ
)
相
反
(
カヘル
)
」といふ有樣で、實用に適せなかつたといふ(『日本書紀』卷廿六)。
大師の入唐
(旧字旧仮名)
/
桑原隲蔵
(著)
艫(ヘ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“艫(
船尾
)”の解説
船尾(せんび、en: Stern)は、船の後ろの部分のこと。とも(艫)、スターンともいう。
(出典:Wikipedia)
艫
漢検1級
部首:⾈
22画
“艫”の関連語
艦尾
“艫”を含む語句
舳艫
艫舵
艫舳
艫寄
艫綱
真艫
艫櫓
艫櫂
艫幕
艫音
艫部
艫肉豆
艫端
艫板
艫擢
二丁艫
艫先
艫作崎
船艫
舳艫訓
...
“艫”のふりがなが多い著者
吉川英治
蘭郁二郎
直木三十五
泉鏡太郎
北原白秋
久生十蘭
泉鏡花
三好達治
ロマン・ロラン
エドガー・アラン・ポー