“艫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とも84.2%
10.8%
へさき3.2%
うしろ0.6%
みよし0.6%
0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“艫”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩35.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
今まで陶酔したようにたわいもなく波に揺られていた船のともには漁夫たちが膝頭ひざがしらまで水に浸って、わめき始める。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
急に、おお寒い、おお寒い、風邪かぜ揚句あげくだ不精しょう。誰ぞかわんなはらねえかって、ともからドンと飛下りただ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その小舟の中にへさきを東の方へ向けて老人がを漕いでいる舟があって、それがすぐ眼の前を通りすぎようとした。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
二名の警官はをかなぐり捨ててまさに敵艇に突撃せんとした刹那、『アッ』と云う驚きの声が三人の口を突いて出た。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
たんは若い船頭に命令を与える必要上、ボオトのへさきに陣どっていた。が、命令を与えるよりものべつに僕に話しかけていた。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
のみならずともには葦原醜男、へさきには須世理姫の乗つてゐる容子も、手にとるやうに見る事が出来た。
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
舟といえば、この渡しの舟の形はおかしい、まえうしろもない、ひきがえるを踏みつけたようなペッタリした舟だワイ、あちらの岸の舟もそうだ。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あをみづうへには、三十石船さんじつこくぶねがゆつたりとうかんで、れた冬空ふゆぞらよわ日光につくわうを、ともからみよしへいツぱいにけてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
齊明天皇の御世に、百濟援助の目的で戰艦を造つたが、折角出來上ると間もなく「トモカヘル」といふ有樣で、實用に適せなかつたといふ(『日本書紀』卷廿六)。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)