“屏風倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうぶだお66.7%
びょうぶだおし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屏風倒びょうぶだおしに倒れて来た幅の広い岩側は、牛のような頑丈な原田氏の肩でガッシリと防ぎとめられたとみえたが、それも束の間のことで
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
同時に耳に余る大きな音を立てて、紆濤うねり屏風倒びょうぶだおしに倒れかえる。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ただ一呑ひとのみ屏風倒びょうぶだおしくずれんずるすさまじさに、剛気ごうき船子ふなこ啊呀あなやと驚き、かいなの力を失うひまに、へさきはくるりと波にひかれて、船はあやうかたぶきぬ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)