“屏風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうぶ84.3%
びやうぶ14.6%
べうぶ0.6%
びようぶ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コードは屏風びょうぶの蔭を這わす等、いろ/\考えた揚句、中には神経質に作為をし過ぎて、却ってうるさく感ぜられるような場合もある。
陰翳礼讃 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
平次はお篠の側を離れると、ツイ鼻の先に、投り出すやうにして、二枚屏風びやうぶでかこつてある御朱印の傅次郎の死骸に眼を移しました。
千代ちいちやん今日けふすこはうかへと二枚折まいをり屏風べうぶけてまくらもとへすは良之助りやうのすけだせし姿すがたはづかしくきかへらんとつくもいたくせたり。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
出雲人いづもびとつくつた、幾重いくへにもまはす、屏風びようぶとばりるいよ。われ/\、あたらしく結婚けつこんしたものをつゝむために、幾重いくへかこひをつくつてあることよ。あゝ、その幾重いくへ屏風びようぶとばりよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)