“作”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
38.8%
つく26.2%
さく14.3%
こしら2.7%
おこ2.4%
つくり2.4%
もの1.7%
づく1.4%
こさ1.0%
こし1.0%
(他:24)8.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“作”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]56.7%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
然るに只管珍饌異味を搜求して調理せんとし卻て日常の飯をすこと甚だ疎なるを致すが如きは、正しきを失つて居るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
(梅あるも雪なくんば精神ならず、雪あるも詩なくんば人を俗了す。薄暮詩成りて天又た雪ふり、梅と併せて十分の春をす。)
閑人詩話 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
これはわたしたちのお祖父様方じいさまがたつくってくださったもののなかでもいちばん立派りっぱなものです。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
勘次かんじ畦間うねまつくりあげてそれから自分じぶんいそがしく大豆だいづおとはじめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
大して御立腹もあるまいけれども、さくがいいだけに、またたきもしたまいそうで、さぞお鬱陶うっとうしかろうと思う。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
第一だいゝち肝要かんえうなはくちくかな、御身おみさくこゑすか、ものをふかな。』
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
桃輔が先へ、チリンチリン鈴の鳴るくぐりをくぐって、ガッシリしたこしらえの、天井の高い古風な台所のほうから案内を乞うた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
そこでね、わたくしかんがへるには、いま一個ひとつ堅固けんご紀念塔きねんたふこしらへて
思慮分別の意識からさうなるのでは無く、自然的な極めて力強い餘儀ないやうな感情に壓せられて勇氣の振ひおこる餘地が無いのである。
水害雑録 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)
それの年の大晦おほつごもりに常三郎の心疾がおこつて、母益は慰撫のために琴を弾じて夜闌やらんに及んだことさへあるさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
御ゆるし候へ、じだらくに居れば涼しく侍ると申しければ、翁曰、これこそ発句なれとて、今の句につくりて入集せさせ給ひけり。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
まあうそでもいさよしんばつくりごとにしろ、かういふ不幸ふしあはせだとか大底たいていひとはいはねばならぬ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
みのるがそれ迄に少しづゝ書き溜めておいたもののある事を知つてゐた義男は、それにこの規程きていの分だけを書き足して送つた方が好いと云つてみのるに勸めたのであつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
当時の生活描写を仔細しさいにとり入れて書いたものさえある我国である。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
學校に入りてよりは、「パラツツオオ、デル、ドリア」のひさしづくりの平屋根より笑ひ戲るゝ群を見ることを許されしのみ。
みせは二けん間口まぐちの二かいづくり、のきには御神燈ごしんとうさげてじほ景氣けいきよく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それからまた、我々われ/\の住むでゐる、社會には、何故人間をこさへる學校と人間を押籠おしこめて置く監獄とが存在してゐるのであろう。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「無論うさ、夫婦といふものは、喧嘩をしながら子供をこさへて行くといふに過ぎんものなんだ。」
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「これは二円不足していますが、折角お政がこしらえて置いたのですから、取って下さい、そうませんと……」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「ですから三円だけ漸々ようようこしらえましたから……」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
くるなら學校がくかうからものつくつたのでなければ
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
出淵でぶち様。いつぞや、御家中の岡村の旦那から伺いますに、其角きかくの句を読み入れた新作をおくんなすって、それを藤七が節付ふしづけしたってお話じゃござんせんか。そういうものを一つ伺わせて戴きたいもんで」
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐の王建の牡丹の詩に云ふ、可零落ズヰ、収シテと。
吹イテ海花トッテ遍界ヘンカイカンバ
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ことに不品行で酒をのんで詩をつくって書が旨いとえば評判がい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
自分からつくっわざわいで、文久三年亥歳いどしから明治元年まで五、六年のあいだと云うものは、時の政府に対してあたかも首の負債を背負しょいながら
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
旅から帰ってからの鶴さんに、始終こってりづくり顔容かおかたちを見せることを怠らずにいたお島の鏡台には、何の考慮もなしに自暴やけに費さるる化粧品のびんが、不断に取出されてあった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
明治倶楽部クラブとて芝区桜田本郷町のお堀辺ほりばたに西洋づくりの余り立派ではないが、それでも可なりの建物があった、建物は今でもある、しかし持主が代って、今では明治倶楽部その者はなくなってしまった。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「然し、好う悔悟をなすつた。間が容さんでも、又僕が容さんでも、貴方はその悔悟につて自ら容されたんじや」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「来られては困りますけれど、きつと来ますよ。あんなのが毎晩々々来られてはたまりませんから、貴方本当に来ましたら、とつくり説諭して、もう来ないやうになすつて下さいよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
吉野の国巣、昔より久受くずと呼来たれども、此記の例、若し久受くずならんには「国」の字は書くまじきを、ここにも軽島宮の段にも、又他の古書にも、皆「国」の字をかけるを思ふに、上代には「久爾須くにす」といひけんを、やゝ後に音便にて、「久受」とはなれるなるべし。
国栖の名義 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
四脚の蜥蜴イグアナを二脚にたもあった由。
蓬平作ほうへいさく墨蘭図ぼくらんづ一幀いつたう司馬江漢作しばかうかんさく秋果図しうくわづ一幀、仙厓せんがいさく鐘鬼図しようきづ一幀
わが家の古玩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鼓瑟ことのてしばしとだえ鏗爾こうじとしてしつさしおきてち、対えて曰く、三子者さんししゃよきに異なり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
色斯おどろきてがり、かけって後くだる。曰く、山梁さんりょう雌雉しちよいかなよいかなと。子路これむかえば三たびはねひろげてつ。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「ああ新聞で、さうだつたかい。なあに阿父さんはどうもなさりはしないわね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そんなになさらなくてもよろしいではございませんか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
以前いぜんいへこはして其古材そのふるざいたてたものらしくいへかたちなしるだけで、風趣ふうちなにいのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「雑ものをっていると、硝石を食ってしようがねえな。また少し土を採って来て置こうか」
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうか、諸君もやったのか、驚ろいた、その昔はみんな馬鈴薯党なんだね」と上村はおおいに面目を施こしたという顔色かおつき
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「イヤ僕こそはなはだお恥しい話だがこれで矢張りやったものだ、そして何かの雑誌に二ツ三ツ載せたことがあるんだ! ハッハッハッハッハッ」
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「証拠にゃならねえが……俺達が味方にならねえと諦らめて、ほかの処へ同志をアジりに行ったものと思えば、そうも見えるだろう」
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ッテ之ヲ行ウヲ士大夫シタイフウ——と古人が申したのもその理ではございますまいか
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老杜ろうと登高とうこう七律しちりつにも万里悲秋常ナル百年多病独登万里ばんり悲秋ひしゅう 常に客とる、百年の多病 独りだいに登る〕の句あり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そこで代作説に賛成する古義でも、「此題詞ハシツクリのこゝろは、契沖も云るごとく、中皇女のおほせによりて間人連老がヨミてたてまつれるなるべし。されど意はなほ皇女の御意を承りて、天皇に聞えあげたるなるべし」と云っているのは
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)