“或時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あるとき93.1%
いつか5.2%
あのとき1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また或時あるとき、市中より何か買物かいものをなしてかえけ、鉛筆えんぴつを借り少時しばらく計算けいさんせらるると思ううち、アヽ面倒めんどうだ面倒だとて鉛筆をなげうち去らる。
其麽そんな時は怎も米町よねまち(遊廓)へ行くらしいので、現に或時いつかの晩の如きは職工二人許りと連立つて行つた形跡があると云ふ事であつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
お勢をするのがいやになってと或時あのときは思いはしたようなものの、考えて見ればそれも可笑おかしい。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)