“其麽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんな92.3%
そんた3.8%
どんな3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おごりませんよ。』と言ふ富江の聲はなまつてゐる。『ホヽヽ、いくら髭を生やしたつて其麽そんな年老としとつた口は利くもんぢやありませんよ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『嘘だあでヤ。俺ア、酒でも飲んだ時アほか女子をなごさもぐども、其麽そんたに浮気ばしてねえでヤ。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其麽そんな声で言ふと聞えるよ。何有なあに、道庁の学務課へ出てゐる小役人だがね。昔から壁に耳ありで、其麽どんな処から計画が破れるか知れないからなあ。』
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)