“訛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なま60.8%
なまり35.2%
だま2.0%
あやま1.4%
0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云う言葉さえ聞き取りにくい田舎りで、こちらが物を尋ねてもはかばかしい答えもせずに、ただ律義らしく時儀をして見せる。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ラムネは一般にレモネードのだと言はれてゐるが、さうぢやない。ラムネはラムネー氏なる人物が発明に及んだからラムネと言ふ。
ラムネ氏のこと (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
れは金儲けに出掛けるのではない。人をかして金を儲けるなんてもっての外の事を言う。実際ラマの化身でないのに化身だなんて、罪を作り金を
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
仰いで皎日て、目して後、赤豆黒豆を暗室中にいて之をじ、又五色のを窓外に懸け、月に映じて色を別ってつこと無く、して後に人を相す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
海保漁村撰の墓誌に、抽斎が『説文』を引いて『素問』の陰陽結斜は結糾なりと説いたことが載せてある。また七損八益を説くに、『玉房秘訣』を引いて説いたことが載せてある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
みたることばにて語るは
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)