“訛言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまり45.5%
かげん18.2%
くわげん18.2%
うそ9.1%
かたごと9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あはび河豚ふぐだと思ふやうな人も少しは出來たりしたが、それをまた訛言なまりだの、方言だのと、物識り顏に、ごりがんをきめ込むこともない。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
しかるに、ときによっては訛言かげんに出ずる火柱もある。余はかつて聞いているが、某町にて火柱立つとの評判が起こり、間もなく火災があった。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
○さて又おんべといふ物を作りてこの左義長にかざして火をうつらせやく祝事しゆくじとす、おんべは御へい訛言くわげんなり。
胸算用むねさんよう、巻二の二、訛言うそただは聞かぬ宿)
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
弁者はこの訛言かたごとをおかしがりて
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)