“河豚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふぐ94.4%
てつ2.8%
ふく1.4%
やつ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺の海からあがるトラ河豚(ふぐ)みたいな顔をしている。横(おう)へいはこういうひとの通例だが、より以上、いやな感じを与える眼(まな)ざしで
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河豚(てつ)は知ってるのかと訊かれると、順平は、知りまへんとはどうしても口に出なかった。
放浪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
あたかも、いつか、河豚(ふく)に酔って帰ったときのように、半ば正気をうしなっているらしい。浄瑠璃の肩衣は脱いでいるが、袴はつけている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
いま、我(わ)が瀧太郎(たきたらう)さんは、目(め)まじろがず、一段(いちだん)と目玉(めだま)を大(おほ)きくして、然(しか)も糠(ぬか)にぶく/\と熟(う)れて甘(あま)い河豚(やつ)を食(く)ふから驚(おどろ)く。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)