“ふぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河豚70.1%
14.4%
不具10.3%
洋服1.0%
1.0%
不虞1.0%
海豚1.0%
鮐魚1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河豚だと思ふやうな人も少しは出來たりしたが、それをまた訛言だの、方言だのと、物識り顏に、ごりがんをきめ込むこともない。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
しかし若鶏の肉にも似ているが、の刺身のようでもあるのう、貴公はもう試食済みか。いや、試食どころではない、常食にしちょる。
岡ふぐ談 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
そのために討手は襲いかかって王の御首を挙げることが出来たが、老婆の子孫にはその後代々不具の子供が生れると云う話。———
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「鉄道の踏切番? 洋服着て、靴はいでがあ? に出来んべかや?」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「ほだって洋服着たり、靴穿いだりして、お笑止ごったちゃ。」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
おれの仲間ののところへ、なまじ物識りの奴が病気上りに、先生『』を食べてよろしうございますか、と手紙で問い合わせて来たものだ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、では、忙しい時は誰だって間違えらあな……なるべく物の名というものは、区別のつくように書かねえと、が現われねえのみならず、一字の違いで、この通り命にることもあらあな
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あるいは東洋全面の風波も計るべからず、不虞に予備するは廟算極意にして、目下の急は武備を拡張して士気を振起するにあり
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
が二人の間には、膝から下を切断し、おまけに腹膜炎で海豚のように腹がふくれている患者が担架で運んで来られ、看護卒がそれを橇へ移すのに声を喧嘩腰にしていた。
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
また、一人の妖怪——これは鮐魚の精だったが——は、悟浄の病を聞いて、わざわざねて来た。悟浄の病因が「死への恐怖」にあると察して、これをおうがためにやって来たのである。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)