“鮏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さけ60.0%
せい20.0%
しゃけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○新撰字鏡うをに鮭(佐介さけ)とあり、和名抄には本字はさけぞくさけの字を用ふるは也といへり。されば鮭の字を用ひしもふるし。
新撰字鏡に鮭の字をいだしゝはせいけいと字のあひたるを以て伝写でんしやあやまりをつたへしもしるべからず。けい河豚ふぐの事なるをや。下学集かがくしふにもさけ干鮭からさけならいだせり。
ふぐと、しゃけでは、忙しい時は誰だって間違えらあな……なるべく物の名というものは、区別のつくように書かねえと、たいが現われねえのみならず、一字の違いで、この通り命にかかわることもあらあな
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)