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鮏
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さけ
ふりがな文庫
“
鮏
(
さけ
)” の例文
○新撰字鏡
魚
(
うを
)
の
部
(
ぶ
)
に鮭(
佐介
(
さけ
)
)とあり、和名抄には本字は
鮏
(
さけ
)
俗
(
ぞく
)
に
鮭
(
さけ
)
の字を用ふるは
非
(
ひ
)
也といへり。されば鮭の字を用ひしも
古
(
ふる
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
北の方のカムチャツカにも、またこの種類が
棲
(
す
)
んでいて、
鮏
(
さけ
)
を取るのに妙を得ている。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
古志
(
こし
)
の
長岡魚沼
(
ながをかうをぬま
)
の川口あたりにて漁したる一番の
初鮏
(
はつさけ
)
を
漁師
(
れふし
)
長岡
(
ながをか
)
へたてまつれば、
例
(
れい
)
として
鮏
(
さけ
)
一
頭
(
ひき
)
に(一頭を一尺といふ)米七俵の
価
(
あたひ
)
を
賜
(
たま
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
我国にては毎年七月二十七日、所々にある
諏訪
(
すは
)
の
祭
(
まつ
)
りの次の日より
鮏
(
さけ
)
の
漁
(
れふ
)
をはじめ、十二月寒のあけるを
漁
(
れふ
)
の
終
(
をは
)
りとす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
又
鮏
(
さけ
)
の
時節
(
じせつ
)
にて、
小千谷
(
をぢや
)
の
前川
(
ぜんせん
)
は海に
朝
(
てう
)
するの大河なれば今
捕
(
とり
)
しをすぐに
庖丁
(
はうちやう
)
す。
味
(
あぢ
)
はひ江戸にまされり。一日
鮏
(
さけ
)
をてんぷらといふ物にしていだせり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
余
(
よ
)
答
(
こたへ
)
てまづ
食
(
しよく
)
終
(
をはり
)
てテンプラの
来由
(
らいゆ
)
を
語
(
かたる
)
べしといひつゝ
鮏
(
さけ
)
のてんぷらを
飽
(
あく
)
までに
喰
(
しよく
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“鮏(サケ)”の解説
サケ(鮭、石桂魚、鮏、年魚、Oncorhynchus keta)は、サケ目サケ科サケ属の魚。狭義には種としてのO. keta の標準和名であるが、広義にはサケ類一般を指すことが多い。
ここでは種としての「サケ」、通称「シロザケ」について解説する。
(出典:Wikipedia)
鮏
部首:⿂
16画
“鮏”を含む語句
鮏卵
初鮏
子鮏
干鮏
鮏漁
鰺鮏