“朝”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あさ49.6%
あした30.7%
ちょう11.8%
てう3.4%
アシタ0.7%
テウ0.7%
あけ0.2%
あさげ0.2%
あさっ0.2%
あさつ0.2%
(他:9)2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“朝”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)14.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌5.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
さして深窓しんさうのとふではないから、隨分ずゐぶん臺所だいどころに、庭前ていぜんではあさに、ゆふ
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
衣紋えもんたゞしくとつたふうで、あさからの厚化粧あつげしやう威儀ゐぎそなはつたものである。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
然し彼女自身はあしたうまれてゆうべに死すともうらみは無い善良の生涯を送って居たので、生の目的は果した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そのために今も山口土淵辺にてはあしたに野らに出づるをハカダチといい、夕方野らより帰ることをハカアガリというといえり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
次の日、彼は、ちょうに出仕して、呂布の見えない隙をうかがい、そっと董卓の閣へ行って、まずその座下に拝跪はいきした。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その小宰相は、こんど新帝のちょうに右大臣と返り咲いた持明院方の久我具親こがともちか(堀川ノ大納言)の妻のめいだ。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中村不折氏が子供の寄木細工よせぎざいくのやうな文字を書いて、「六てうだ、六朝だ。字は何でもかう書かなくつちや。」
てうは馬車を駆つて市の南門なんもんで、セエル河を渡つて郊外のサンタ・ヹルタン村に遊んだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
——魏宮ノ上、雲ハ憂イニ閉ジ、殿裡デンリノ香煙、アシタヲ告ゲズ、日モ夜モ祭ヲナシテ、哭ク声タダ大イニ震ウ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
など、「雪のまだらごま、アシタ楽しも」などと訓んでゐて、何の事だか、噴飯に堪へぬといふ様な訓み方だ。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
——イニシヘヨリ源平両家、テウツカヘテ、平氏世ヲ乱ストキハ、源氏コレヲシヅメ、源氏世ヲヲカス日ハ、平家コレヲヲサ
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先ノ光厳院クワウゴンヰンテウヲ廃ス
あけ六つ暮六つただ一度、今宵この丑満一つも、人間が怠れば、その時こそは瞬くも待ちませぬ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「水茎の岡の館にいもと我と寝てのあさげの霜の降りはも」という古今集こきんしゅうの歌と、どこか共通の情趣があり、没落した情緒への侘しい追懐を感じさせる。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
「お早う御座い」と言いつつ縁先に廻って「あさっぱらから御勉強だね」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
女組は一先ひとまづ別室に休息した。富江一人は彼室あつちへ行き此室こつちへ行き、宛然さながら我家の様に振舞つた。お柳はあさつから口喧しく台所を指揮さしづしてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
うれしいから、子供のように、心の中で、あさアとくおきよ、おきいでよ、という古風な歌の節をうたう程です。
あーちゃからばーんまでたーだ立ち通ち
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
この恥知らぬ唖の女等はたゞ天に指すばかり、又数多の狂人はいちに立つて、世の破滅を説く由。
法王の祈祷 (新字旧仮名) / マルセル・シュウォッブ(著)
なお、その三月三日には安倍沙美麿さみまろが、「朝ななあがる雲雀ひばりになりてしか都に行きてはや帰り来む」(同・四四三三)という歌を作っているが、やはり家持の影響とおもわれるふしがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そを評論ひやうろんせんは一てふせきわざにはあらじ。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
いままでおもしもせざりし結城ゆふきともすけ不圖ふと出合であひ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ともすけおどろきてかへ支度したくするを、おりきうでもとまらするといふ、いつしか下駄げたをもかくさせたれば
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
次の下婢はしためあはて告げぬ
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
し日が東にのぼればすなわち花は東にむかう、日が天になかすればすなわち花ただちに上にむか
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
日が西にしずめばすなわち花は西にむか
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
向日葵、一名ハ西番葵、高サ一二丈、葉ハ蜀葵ヨリモ大、尖狭ニシテ刻欠多シ、六月ニ花ヲ開ク、毎幹頂上ニ只一花、黄弁大心、其形盤ノ如シ、太陽ニ随テ回転ス、シ日ガ東ニ昇レバ、則チ花ハ東ニムカヒ、日ガ天ニ中スレバ、則チ花ハ直チニ上ニムカヒ、日ガ西ニ沈メバ、則チ花ハ西ニ朝フ(漢文)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)