“妹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもうと36.3%
いもと32.6%
いも25.3%
イモ2.1%
まい1.1%
いもご0.5%
いろも0.5%
これ0.5%
0.5%
オナリ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あね一人ひとり小川おがわにそうてあるいてはたたずみ、たたずんではまたあるいて、いもうとのことをおもっていました。
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
島田しまだの十八九、色白いろじろで、のすらりとした、これぞ——ついあひだなくつた——いもうとのおくにさん
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこで、武揚たけあきいもうとのおっとである江連えづれというひとから、諭吉ゆきちのところへ手紙てがみでといあわせてきました。
その一人を通称金兵衛さんといった松本秀造まつもとしゅうぞうという人と、秀造さんのいもとの御亭主清水異之助しみずいのすけという人だ。
いもとには稲葉一通かずみちに嫁した多羅姫たらひめ烏丸からすまる中納言ちゅうなごん光賢みつかたに嫁した万姫まんひめがある。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
玉虫 むむ、それゆえにいもとをくれいと云わるるか。一旦縁を切ったる妹、わらわがとこう云うべき筋はござらぬ。勝手に連れて行かれたがよかろう。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
また當麻たぎま倉首比呂くらびとひろが女、いひの子に娶ひて、生みませる御子、當麻の王、次にいも須賀志呂古すがしろこの郎女二柱。
近く例を探らんに、春のやのいも背鏡せかゞみ、細君、美妙斎の胡蝶こてふ、紅葉の色懺悔いろざんげ及び鴎外の舞姫等皆な罪過あるなり。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
潮気しほけたつ荒磯ありそにはあれどみづぎにしいも形見かたみとぞし 〔巻九・一七九七〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
是に伊邪那岐命、見かしこみて逃げ返ります時に、其イモ伊邪那美命、吾にハヂ見せ給いつと申給いて、即ち予母都志許売ヨモツシコメを遣して追わしめき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
イモなろがつかふ川内カハツのさゝらヲギ。あしと一言ヒトコト語りよらしも(巻十四)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
モモ」「イモ」「カモ」「シモ」などの「も」には「毛」を用いる
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
「予にして加藤の二まいのいづれを取らんやといへば、むしろしげ子を。温順にしてじょうに富めるしげ子を」をさなき教へ子を恋人にする小学教師のことなど思ひ出して微笑ほほえみ申し候。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
冒頭に「アアしくじったり誤りたり取餅桶とりもちおけおちいりたり今日こんにちはもはや曩日さき富井とみいにあらずまいは一死以てきみに謝せずんばあらず今日の悲境は筆紙のく尽す処にあらずただただ二階の一隅にしこめられて日々なす事もなく恋しき東の空をながめ悲哀に胸をこがすのみ余は記するあたわず幸いにりょうせよ」とあり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
そのいもごは五年以前、飯田町にやしきを構えている同じ旗下で何某隼人(この家は今も残っているから、姓だけは憚る)という人のもとへ縁付き、児まで儲けて睦じく暮らしていたが、ある日だしぬけに実家さとへ尋ねて来て、どうか離縁を申し込んでくれと云う。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ここに沙本毘古さほびこの王、謀りて曰はく、「みましまことにあれを愛しと思ほさば、吾と汝と天の下治らさむとす」といひて、すなはち八鹽折やしほり紐小刀ひもがたなを作りて、そのいろもに授けて曰はく、「この小刀もちて、天皇のみねしたまふを刺しせまつれ」といふ。
「まあよくお肥りになって………。」そう四十近い女の人は言い、「どんなお子さまでしょうと毎日お噂をしていたんでございますよ。それにどうしましょう、こんなにお可愛くて——これが今日こそ行って見ましょうときかないんでございますよ。」と、妹のはずかしがるのを目でふりかえった。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
いづくより 来ませし仏か 敷島の 大和の国に いほりして 千年ちとせへにける けふ日まで 微笑ゑみたまふなり 床しくも 立ちたまふなり ほのぼのと 見とれてあれば 長き日に 思ひ積みこし うれひさり 安けくなりぬ 草枕くさまくら 旅のおもひぞ ふるさとの わぎに告げむ 青によし 奈良の都ゆ 玉づさの 文しおくらむ 朝戸出の 旅の門出に 送りこし わがみどりも 花咲ける 乙女とならば 友禅の 振袖ふりそで着せて 率ゐ行かむぞ このみ仏に
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
沖縄に於ては、オナリをがみ・巫女ノロをがみ・オヤをがみ・オメケリをがみ等の形を残して居る。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)