“姉妹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きょうだい61.2%
きやうだい12.4%
しまい7.6%
あねいもと3.5%
はらから3.5%
ふたり2.4%
きようだい1.8%
あねいもうと1.2%
おとどひ1.2%
いも0.6%
(他:8)4.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“姉妹”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集28.6%
文学 > 日本文学 > 戯曲3.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
新子に会えば、この上遅くなるし、それに新子の家では、姉妹きょうだい達がいて、思ったことも話せないし……と美沢は考えた。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
勇敢なことにかけては雄の鵞鳥もかなわないくらいで、悪い犬などが来ても立派に姉妹きょうだいの鵞鳥たちをかばってやる。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
堂守だうもり金子かねつて、とものものにたせてかへつたのを、ほか姉妹きやうだいもなし
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其時叔父さんは叔母さんの長襦袢ながじゆばんだの襦袢だの其他そのほかこまごました物を姉妹きやうだいに分けて呉れた。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
モオパッサンの短篇小説 Les Sœurs Rondoli(ロンドリ姉妹しまい)の初めに旅行の不愉快な事が書いてある。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そのむかし狂喜きょうきした若者たちが、ひたいにバラの花を巻いて、美しいライスの姉妹しまいたちとおどったところです。
身に知るわざの無かりしかば、三年越しの流浪にて、乞食こつじきの境遇にも、忘れ難きは赤城の娘、姉妹あねいもとともさぞ得三に
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
五三 郭公かっこう時鳥ほととぎすとは昔ありし姉妹あねいもとなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
島にかえる娘二人は姉妹はらかららしく、頭に手拭てぬぐいかぶり手に小さき包み持ちぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
日支親善のため、東本願寺の光瑩こうけい上人の姉妹はらからが、しん帝との縁組の交渉は内々進んでいたのに沙汰さたやみになったが——武子さんのは、十七の一月三日
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
洛中大火の時、翠蛾すいが潮音しおねの家も焼けて、どうしたか、あの姉妹ふたりの消息もそれきり知れなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼が、江夏の太守であったとき、喬公という名家の二女を手に入れた。姉妹ふたりとも絶世の美人で、
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とね ぢや、お友達でいゝんですか。それとも姉妹きようだい……?
浅間山 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
斯の叔父さんの串談じやうだん姉妹きようだいの娘を笑はせた。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その三つの山っていうのは大昔三人の姉妹あねいもうとだったのだと言います。
北国の人 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
そうしてその姉の濃紅姫は、自分と一所に王様の前にお眼見得めみえに出るとの事、念のため今一度、二人の顔を見ておきたいと、なおもよく気を付けて眼を配っていますと、この時姉妹あねいもうとの二人は、兄の怪我を気遣いながら
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
あだし「おもひ」の姉妹おとどひ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
あだし「想」の姉妹おとどひ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
獸よ、たち去れ、彼は汝の姉妹いもの教へをうけて來れるならず、汝等の罰をみんとて行くなり 一九—二一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
霜は白き姉妹いもの姿を地に寫せども、筆のはこびの長く續きもあへぬころ 四—六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
姉妹おととい麦藁籠むぎわらかごにゆすらうめ
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
貞之助は、去年この姉妹に悦子を連れて錦帯きんたい橋へ花見に行った時、三人を橋の上にならべて写真を撮ったことがあって、その時んだ彼の歌に、———美しき姉妹おとどい三人みたり居ならびて写真とらすなり錦帯橋の上
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
父三成の行年が四十一歳であったとすると、幼い息女たちも多かったであろうが、同じ姉妹おとゞいに生れながら一城の主を夫とした者が二人までもあり、そうでない者も或は武士に或は町医に嫁いだと云うのに、一方に於いて尼や遊女になった者があると云うのは
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
あゝ姉妹おとゞびの二人もとよ。
茴香 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
彼等女匪は、城隍じょうこうの前で誓いを立て十姉妹しまつと自称し、年に由って老大ろうだいとか老二とかの称号をつけ、たがいに連絡を取って活動する。
玉帳ぎょくちょうをつけていた庄次郎が、何気なく顔を上げてみると、それは、お蔦と寝る夜も、まぶたに消えたことのない——板新道いたじんみちの三人姉妹むすめの末娘、あの、お喜代だった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あなたはさっき映画館ができたら、あなたの姉妹シスターの名前を付けるつもりだと言われましたね? 何とお付けになります?」と、聞いてみた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
カソリックの尼僧学校だったから、尼僧の校長はマ・メールとよばれ、これも尼僧の教師たちは姉妹マ・スールとよばれ、服装もきびしくて、夏でも黒い長靴下をはいていなければならなかった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「フランスでも姉妹マ・スールって、意地わる?」
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)