“女”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひと17.7%
むすめ17.0%
おんな15.4%
11.1%
をんな10.8%
あま5.9%
じょ3.6%
もの3.4%
2.0%
ぢよ1.9%
(他:103)11.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“女”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本100.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語64.5%
文学 > 中国文学 > 小説 物語37.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
傍らの美しいひとも、何か言おうとして二人の顔を見くらべたまま、胸のあたりまで挙げた手を、又だらんとおろしてしまった。
地図にない島 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
美しいひとから、七八人小児こどもを離れて、二人並んでいた子守の娘が、これを聞くと真先まっさきにあとじさりをした。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
力寿も身の果報である、赤坂の長のむすめが三河守に思いかしずかれるのであるから、誠実を以て定基に仕えたことだったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
九兵衛はもう蠅のことは忘れて、近いうちに嫁入りすることになっている親類のむすめに祝ってやる贈物の方に心をやっていた。
蠅供養 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
また非常ひじょうおんならしくさしいのとの区別くべつがあり、ばけ姿すがたもそれにじゅんじて
まつつぁん。おめえ本当ほんとうに、おんなにおいは、麝香じゃこうにおいだとおもってるんだの」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し高志こしの国にくはをありと聞かして、さかをありと聞こして……
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「山科郷にわびしゅう暮らすみくずというしずでござります。殿にお目見得めみえを願いとうて参じました」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかも、このをんなの賣る干魚は、あぢがよいと云ふので、太刀帶たちが、缺かさず菜料さいれうに買つてゐたのである。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
平凡な講座だから男の聴衆はまつたく無いが、五六人のをんな大学生が何時いつでも※心に筆記をして居るのを見受ける。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
『チェッ、畜生ッ……畜生ッ……あいつだ……あいつが盗んだんだ……手紙を盗んで逃出しやあがったんだ……太えあまめ……』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
「おい、甘く見ると、たいへんな間違いだぜ。裸に剥いただけじゃすまさねえから。……何をするか、待っていろ、あまめ!」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
新藤五のつかを固く右の手に、片手で草の根をつかみながら、上へ上へ、洞窟の口へと、かのじょは汗と涙の力をつづけた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石居は酒井さかい石見守いわみのかみ忠方ただみちの家来屋代やしろ某のじょめとって、三子二女を生ませた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
彼女は、昨夜ゆうべ、自分の情夫おとこが他のものと一緒にいたことを耳にして、大変なけんまくで駈けこんで来たのだ。
一生をモルガンにまかせて、何処ででもはてよう、国籍は、もう日本のものではないのだという覚悟が、はっきりした。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
どうしたんだねエ、此のは」と、お加女かめこらへず声荒ららぐるを、お熊はオホヽと徳利てうし取り上げ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
やす こんは、どぎやんことんあつたてちや、そぎやんまぢや、うれツしやにやせんと……。そん代り苦労もなかごたる。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
正久の正室は書院番頭三枝さいぐさ土佐守恵直よしなほぢよである。これが庶子に害を加へようかと疑はれた夫人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
所謂河村氏は嘗て文部省に仕へた河村重固しげかたと云ふ人の家で、重固のぢよが今の帝国劇場の女優河村菊枝ださうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
石戸いはと手力たぢからもがも手弱たよわをみなにしあればすべらなく 〔巻三・四一九〕 同
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ここに初めてをとこ弓端ゆはず調みつき一四をみな手末たなすゑの調一五たてまつらしめたまひき。
「そない云はゝりますけれどなあ、をなごさんの方が體も大きうて、おつさんよりも強さうに見えますよつて、大事おまへん。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「さうでつしやろ。もともとおりかみたいなをなごに誰が好んで手を出すもんで。これをみつがせよう爲めのわるさですがな。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「――俺も若い頃にゃあ、どんなおなごにもまけなかったが、こうなっては死ぬばかりだなあ――針のめど通すに縫うほどかかるごんだ」
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
天竺のみ仏は、おなごは、助からぬものじゃと、説かれ説かれして来たがえ、其果てに、おなごでも救う道が開かれた。其を説いたのが、法華経じゃと言うげな。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
掏摸すりだななんじは? 虫も殺さぬような顔をして、武士の懐中物をかすめるとは大胆なやつじゃ」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うん。やつが来たら咳払せきばれえして下せえよ。いいけえ、頼んだぜ。」
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの国に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
うつくしき人のさだめに黒き影まつはるものかかなしおみな
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
男、おみな穉子おさなご等を嘲み笑はんとす。
天竺のみ佛は、をなごは、助からぬものぢや、と説かれ/\して來たがえ、其果てにヲナゴでも救ふ道が開かれた。其を説いたのが、法華經ぢやと言ふげな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
天竺のみ仏は、をなごは、助からぬものぢやと、説かれ/\して来たがえ、其果てに、ヲナゴでも救ふ道が開かれた。其を説いたのが、法華経ぢやと言ふげな。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「いいえ結婚なんかしませんったら! あの娘さんはほんとに天使のようなかたですよ、あなたはそれを御存じですの? あなたそれを御存じですの?」と、不意にカテリーナ・イワーノヴナは異常に熱くなって叫んだ。
「まあ、あなたはわたしがあのかたを大目に見てゆけないとでも思ってらっしゃるの? あの人もやはり、そう思ってるのでしょうか? けれど、兄さんはあのかたと結婚なんかしませんよ。」不意に彼女は神経的に笑いだした。
かのじよの噂を百瀬から聞くだけでもよい。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
これはどうしても光子さんに敵対しないことだ、光子さんの御機嫌をとつてやらう、感情家のじよは屹度さうしたら此方の兵士を見のがすだらう、そのうちに此方が兵士を持つてゐることも忘れて了ふだらう――なんて途方もないことを私は苦しまぎれに考へたのであります。
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
峯「大きに御苦労だ、何しろ惜しい事をした、肝腎のたまア此の谷へ落しちまった」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
久七の車が店を離れてだんだん小さくなって行くのを、すこし隔たった連雀町の通りに立って見送っていたのは、浅草からつけて来た仲間奴だが、車の上の鎧櫃にめざすたまがはいっていようなどとは、お釈迦しゃかさまでも気がつくまい――。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
子曰く、ゆうや、なんじに之を知るをおしえんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなりと。――為政篇――
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子曰く、賜や、なんじわれを以て多く学びて之を識る者と為すかと。ことえて曰く、然り、非なるかと、曰く、非なり。われ一以て之を貫くと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
平家物語や盛衰記などの諸本によると、清盛には、多くの息子たちのほか、にょ八人の子があった。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おい、おい、にょゴ衆、ドンと行くぞ。」
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
争う二人、――大名の若君と、町のしずと、その不思議な図は、丁度通りかかった高力家の家来達によって掻き乱されてしまいました。
そうするとそれがいなくって、ほかが来た。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
あね※引ぱりも百までさ。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
あゝいたえ、突然だしぬけに無闇と蹴やアがって、飛んだ奴だ、手前てめえは訳を知るめえが己達は勾引かどわかしでも何でもねえ、このあまっちょには訳があって旦那に済まねえかどが有るから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
塩田をつくった折りに、十四歳の少女で抜群の働きをして、親孝行の褒状をもらったというしと
かのぢょは初めよりわが味方なりき。
呼子と口笛 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
昔赤瀬の村に住んでいたやすという者は、すがめのみにくい女であって男に見捨てられ、うらんでこの淵に身を投げて主になった。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
燈火よ、客のこんはくとなりしかならざるか、飛遊して室中にはとゞまらず、なんぢなんすれぞ守るべき客ありと想ふや。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
第三のはにょう房というやつ、これは恐ろしい勢力を持ッておるものだそうです。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)