“女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんな18.1%
ひと16.9%
むすめ15.7%
をんな11.3%
10.8%
あま5.3%
じょ4.8%
もの3.0%
2.0%
ぢよ1.9%
をみな1.3%
をなご1.1%
おなご0.8%
0.7%
やつ0.7%
おみな0.5%
にょ0.4%
ちょ0.3%
ヲナゴ0.3%
かた0.2%
なんじ0.2%
0.2%
ヒト0.2%
じよ0.2%
たま0.2%
ばば0.1%
ひめ0.1%
セニョリタ0.1%
テキ0.1%
あね0.1%
あまっちょ0.1%
しと0.1%
ぢょ0.1%
0.1%
なんぢ0.1%
にょう0.1%
によ0.1%
のむすめ0.1%
はした0.1%
はじめて0.1%
ほし0.1%
めっけア0.1%
めん0.1%
わか0.1%
をな0.1%
イモ0.1%
オメ0.1%
デーブシュカ0.1%
ドミモンデーヌ0.1%
バーバ0.1%
ビク0.1%
ファンム0.1%
プウタ0.1%
プウル0.1%
ホシ0.1%
メノコ0.1%
モノ0.1%
ヲナ0.1%
ヲンナ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめの二、三は、そのして、べつにしくしたものもなかったが、また、悪口をいうようなものもありませんでした。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
この伯母さんは、女学校を出て、行燈袴穿いて、四円の月給の小学教師になったので、私の母から姉妹の縁を切るといわれただ。
国守は、なぜか知ら、突然京に残したの事を思い出していた。そうして馬にったまま、その森の方へいつまでも目を遣っていた。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
よ、愚劣な×(2)に対して子供らを、をそむけてたちを、無言のまゝ反抗視線きつけるたちを!
春はまだ浅き菜畠、白き日向あさるを、水ぐるままはるかたへの、窻障子さみしくあけて、ひとり見やれり、の青き菜を。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「とても来手はねえな。すたり者のねえツていふだ。誰が物好きにあんな寺に行つてさびしい思ひをするものがあるもんか。」
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
糟谷次男芳輔親子四人の家族であるが、その四人の生活が、いまの糟谷きでは、なかなかほねがおれるのであった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「そちも聞いているはず。幼少から仕えている西華門院のお内を、情夫ゆえに逃げ退いて、女院のお名にまでご迷惑をかけたみだら
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多摩川にす手作りさらさらに何ぞこの許多しき。こう万葉に詠まれたところのその景色のよい多摩川で彼は終日狩り暮した。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
無暗にそれが気になつて、の心持は妙な寂しさに覆はれました。哀愁とでも云ふやうなうら悲しさが心に迫つて来るのでした。
美智子と歯痛 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
ここに天つ神の以ちて、太卜へて一二のりたまひしく、「の先立ち言ひしに因りてふさはず、また還りりて改め言へ」
さと わしが国にをるときや、男でんでん、うどるもんなんぞ見たこたなかつた。まあ、遊うどると云へば、子供ぐりやんもんた。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「——俺も若い頃にゃあ、どんなにもまけなかったが、こうなっては死ぬばかりだなあ——針のめど通すに縫うほどかかるごんだ」
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
他から来る神を迎へる神婚式即、棚機祭り式で、同時に、夏秋の交叉を意味するゆきあひを、神・神のゆきあふ祭りと誤解し勝ちの一例を見せてゐる。
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
掏摸だなは? 虫も殺さぬような顔をして、武士の懐中物をかすめるとは大胆なじゃ」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『マロオニイ、セニョレ。』(栗めせ、君)と呼ぶ声も勇ましき、後につきて入りしは、十二、三と見ゆるなりき。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
串戯にも、の字へ、紅をつけたろうなぞッてお話でした。塔婆は包んでありません。婦人の裸もおなじです。」
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「その通りだ。そこで俺は三十七を金科玉条としている。八以上は困ると言ってあるのに、青山君の奥さんは四十三のを持って来たんだ」
人生正会員 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
天竺のみ佛は、をなごは、助からぬものぢや、と説かれ/\して來たがえ、其果てにでも救ふ道が開かれた。其を説いたのが、法華經ぢやと言ふげな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
とりわけ気まぐれなですよ、わたしあのがずいぶん誘惑的な人だってことも知っていますが、またあの人がほんとに親切で、しっかりしていて
子曰く、賜や、を以て多く学びて之を識る者と為すかと。えて曰く、然り、非なるかと、曰く、非なり。一以て之を貫くと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
争う二人、——大名の若君と、町のと、その不思議な図は、丁度通りかかった高力家の家来達によって掻き乱されてしまいました。
アノーマアこうなんです、私に、自分で何だか変な様ですが五年もの間約束して居たがあったんです。
千世子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
かのの噂を百瀬から聞くだけでもよい。もしも、その嫁いだ先の農家というのを、遠くからでも眺めることができたら、いくらか気がすむのではないか。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
車の上の鎧櫃にめざすがはいっていようなどとは、お釈迦さまでも気がつくまい——。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
あが人の上に乗つかつてるからにやあ、このあめ、てつきり人を乗りまはすを知つてるにちげえねえだよ!」
ふた親は常ににいって聴した。「東国では、あなたが、あの偉大な山の祖慫神さまの一番の孫なのですよ」
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
時刻はて打ちあわせてあるから、は厚化粧をして待っていて、古城の姫君にでもなった気ですっかり片づけている。
なにしろあ大した豪傑で、……お相手しましょう、てな調子で割りこんでくると、あとはもう、奴、酌げ酌げ、さ。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
※引ぱりも百までさ。)またその慓悍な声がすようにった。そしてまたしんとした。そして心配そうなをこくりとのむ音が近くにした。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
あゝえ、突然に無闇と蹴やアがって、飛んだ奴だ、手前は訳を知るめえが己達は勾引でも何でもねえ、このには訳があって旦那に済まねえが有るから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
遠州御前崎の浜で、塩田をつくった折りに、十四歳の少女で抜群の働きをして、親孝行の褒状をもらったというで、父とは十六ばかり年がちがっている。
かのは初めよりわが味方なりき。
呼子と口笛 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
昔赤瀬の村に住んでいたやすという者は、すがめのみにくい女であって男に見捨てられ、うらんでこの淵に身を投げて主になった。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
燈火よ、客のとなりしかならざるか、飛遊して室中にはらず、すれぞ守るべき客ありと想ふや。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
第二は法というので即ち宗教というのであろう、本願寺を始めとして到るに建ッておる教会を見ても分る。第三のは房というやつ、これは恐ろしい勢力を持ッておるものだそうです。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「支那の始皇帝の侍医であつた徐福が童六百人をれてつて日本の文明を開いた」とう云ふ調子でてが書かれて居たのでがつかりした。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
通具は良経に対して土御門家を代表した形であるが、定家の同胞で『新古今集』に皇太后宮大夫俊成と出ている人を妻としていた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
のう御座る。おおかたお側のどもの噂からお耳に入ったことと思うが、殿の仰せには、薩藩から余に一言の会釈もせいで、黒田藩士に直々の恩賞沙汰は、この忠之を眼中に置かぬ島津の無礼じゃ。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
昭帝二十一篇。宣帝下太常博士時、尚称書難一レ暁、名之曰伝、後更隷写、以伝誦。初孔子孫孔安国、以教魯人扶卿、官至荊州刺史、始曰論語
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「ハイ。皆出切っておりますから呼んでいるところです。……実は隠家を包囲したいと思うんですが、十四五名出してはいけませんか」
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「兵隊さんになんて駄目だねえ。——俺やるから、姉どけよ!」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「いよう! 皆揃うたな。ばっかり並びくさって、こら、カフェーやな。おんらカフェーの女給や。お父さんに酌せエよ。」
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
娯樂ものの講談に、近頃大立ものの、岡引が、つけて、つて、さだめて、御用と、ると、幽靈は……とはたものの慾目だ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ごは蛇體やていふさかいなア。」と、太政官は口の中で獨り言をした。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ことゝはぬ木すら ありと言ふを。唯一人子にあるが苦しさ
聞得大君同様、根所たる豪族の娘から採つたものであらうが、近代は、根人腹の中から女子二人を択んで、氏神の陽神に仕へる方を託女、陰神に仕へるのを、託女と言ふ
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それでも男の子の方が人生を楽にすごせる、例えば私の行って居るラブ・ファクで二十何人かの中には私一人です。
無題(七) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「ああ、わかったよ。遊びが自分の家で、夜中に短刀で殺されたとかいう事件だろう」
匙鋤をロパトウスだの、をバブウスだのと言ふ始末。
……なにもかもみな判明たんだ。を借りに行った女というのが南平ホテルの女ボーイだったんで、こいつを訊問て見ると、野郎のために借りたというんだな。……野郎に化けて行きやがったんだ。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
どいつもこいつもみじめなものだ。破廉恥と韻が合うんだ、そうだ、僕は憂鬱病にかかっている。メランコリーにかき回され、ノスタルジーにかかり、その上ヒポコンデリアだ。
あのNAJIMIの男がまた闇黒の海へ出てくるところだというんで、ばいろ・あるとの一つの窓で、ひとりの
弟はそのころ威勢のいい古服屋だったんだが、その晩酒場を連れて一杯やッていたっていうんだ。するその水兵が来やがって、どうしてもそのするというんだ。
が市ケ谷の方向に消えたというのです。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ゴロツクは脅迫の意味そうな。乳呑子連れたが来て居ると云うので、二人と入れ代りに来てもらう。眼に凄味があるばかり、刺青もして居らず、毛繻子がかゝった滝縞綿入なぞ着て居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ほんとに仏蘭西製のこの種の豪のが世界じゅうに散らばってることも満更うそじゃあないんだが、その多くは、女中つきで倶楽部なんかに出没するグラン・オペラ的な連中で
唯女性の按司は、按司といふ時は、かはりはないが、その対語のちやら(<かわら)をいふ時は、ちやらと称した。又、あや按司しられとも言ふ。此場合は、按司部——諸侯に当る——の室である。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
十七八ぐるやな のさかい
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)