“にょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法がしからしむる所にいればよいのである。これが「自然法爾じねんほうに」の教えである。そういう境地を仏徒は「にょ」といったのである。この「如」のみが不動不変なのである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
のみならず双方の五体と得物えものの一にょなうごき方は、とても肉眼に依って見て取ることは難かしい。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おい、おい、にょゴ衆、ドンと行くぞ。」
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
この大納言(藤原為世)のむすめ、為子の君とて、坊(東宮)のおん時、かぎりなくおぼされたりし御腹に、一ノ御子みこ尊良たかながにょさんノ御子(瓊子たまこ)、法親王(尊澄たかずみ)など、あまたものし給ふ
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)