宮本武蔵みやもとむさし06 空の巻06 そらのまき
木曾路へはいると、随所にまだ雪が見られる。 峠の凹みから、薙刀なりに走っている白い閃きは、駒ヶ岳の雪のヒダであり、仄紅い木々の芽を透かして彼方に見える白い斑のものは、御岳の肌だった。 だがもう畑や往来には、浅い緑がこぼれている。季節は今、な …
作品に特徴的な語句
ニナ なまく まじろ もの ゅうど のかみ 衣服えふく ばた みずから はもの 嗚咽そらなき くら ふる うす かわ じか のろ かず ひら あざむ めま 亡父とっ きつ 赤裸セキラ うたた 女郎おんな ぱん 同行ドウカウ 痘瘡ほうそう 両側わき うち きら わか だいら てめえ あき なま いわれ つまび なずき ささ かえ がえる だめ にょ 被仰おおせな 何処どちら 土塊つちく ちが 逆上うわず さつ 退 此方このほう 脚絆キヤハン とお 洪水みず さが 可憐いじ なお きみ 洒落しゃら あい しょく 出会であい かたじけな 兄弟きょうでえ まわ したた ほぐ じゅう 爪弾つめび むさ ともし ぐん あか 好者すきしゃ あで しぼ 紛争もつれ
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